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マンションの付帯設備や金属の構造物から固体音など騒音が発生して住戸へ伝わるケースは結構あります。
その音源を突き止めるのはかなり大変です。
→金属板の温度変化による伸縮音の事例:マンション騒音調査・固体伝播音
木造住宅でもアンテナや物干し金物などが強い風に煽られて騒音を発生することがあります。
こういう音は気になりだすと気になって眠れないことがあります。
固体伝播音は鉄・コンクリート・木材の中を瞬時に伝わります。
とくに金属・コンクリートにおいては顕著です。
ですから、マンションでは音源となる楽器やオーディオ機器の音量を抑えても、振動が固体音として伝わりクレームになることが少なくありません。
ピアノに消音機を付けても、打鍵音が響くことがあるので、夜間は特に要注意です。 -
床や壁に使用する制振材には、大別して「ゴム系素材」と「フェルト系素材」があります。
理想はこの両者を重ねて施工して、効果的な「制振層」を構築することです。
とくに木造共同住宅やマンションの床を介して騒音が伝播するのを防ぐことが重要な課題になっており、費用対効果が問題になります。
これらは新築の段階で制振層を構築しないとフローリング床が使えません。
後付でフローリングの上に敷くと、床材そのものが見えなくなりますから。
有力な制振材は、大半が「フェルト系製品」です。軽量で施工しやすいので、遮音ゴムとセットで活用します。
問題は価格です。賃貸物件では3重に重ねることは費用的に無理なので、せいぜい2枚重ねが限界です。私の方では、有力製品を3種類確保しました。
遮音ゴムマット3ミリ、PETフェルト6ミリ、ポリエステル特殊フェルト7ミリです。3つ目の製品以外はリサイクル素材を活用して単価を下げています。
*防音材